「メメント・モリ」
教養の高い人、またはオタク界隈にいる人はアニメや小説などでいろいろなモチーフなどで聞いたことがある言葉かと思います。
wikiによると、
―ラテン語で「自分がいつか必ず死ぬことを忘れるな」「人に訪れる死を忘ることなかれ」といった意味の警句。芸術作品のモチーフとして広く使われる。―
とある。
私は占星術を学び始めて、この意味を実感することできた。
それはなぜか?
月は地球の周りを一周するのに約28日、太陽は1年、火星は約2年、木星は約12年、土星は約30年、天王星は約84年、海王星は約165年、冥王星は約249年…!
これらがそれぞれのサインに位置し、それぞれとアスペクトをとることで星を読むのだが、今山羊座にいる冥王星は3月に水瓶座へ移るが、このあと山羊座に冥王星がはいるのは約249年後だと考えるともう、絶対に私はそれに立ち会うことはできない。
人生に一度しかないアスペクトを体験しているのだ。
未来に希望を持ち生きる自分の楽観性を良しとしている部分もあるが、漠然とした「楽観性」といえば聞こえばいいが、「なんとなく、どうとでもなるだろう」「明日本気出そう」などという先延ばしの癖のようなものは、星を勉強することで少し矯正されてきた気がする。
だってこのアスペクトはもう人生で2度と体験できないのだから。
直近でいうと1月19日山羊座で太陽と冥王星がコンジャンクション(☉☌♇)した。
これは次に起こるのは約249年だ(多分)。その日の天体のエネルギーを私たちは受け取ることができただろうか?
トランスサタニアンの冥王星をつかむのが難しいなら、次は2月17日に水瓶座で太陽と土星がコンジャンクション(☉☌♄)するので土星はどうだろう?
これは次回は約30年後になる。(30年なら生きているかもしれないが)
水瓶座という不動サインの集大成である、社会へ普及する力とシステムを作り上げる土星と、自分の公的エネルギーの源である太陽が組み合わされるこの日、長年築き上げてきたことや、やってきたことが一旦の形としてきちんと見える可し、残るようなタイミングになるだろう。
バレンタインの方が大きなイベントかもしれないが、2月17日も注視してみてゆきたい。