天秤座はイラストのとおり「秤」をつかさどる星座で、バランスや正義などの象徴を持っている。
先日講座の中で、ネイタルチャートで火星天秤座の方がいらしてその中で
―「天秤座」は調和するのだけが目的ではない、調和を作るために不均衡を起こすことを恐れないことが大切―
という話が出て、すごく納得した。
天秤座は、
・陽サイン
・風のエレメント
・対人のパースペクティブ
・ルーラーは金星
・7H
という特徴を持っている。
そんな天秤座の火星をどう使うかと考えると、確かに相手の顔色を窺ってバランスや調和をしようとしているだけでは、火星力は発揮できないだろう。
調和を作るための不均衡とは、例えば男性しかいない政治の世界に女性が入ってゆく。
一時的に紅一点という調和を乱すこと「不均衡」になったとしても、ゆくゆくは調和となることが目的…というようなことだ。
そして風のエレメントなので、調和を乱しても引きずらない。
さわやかな、目的のための不均衡なのだ。
日本社会では、あえてそれらをやるのは難しいかもしれないが、風通しの良い社会を作るため、またよく言われるこれから本格的にやってくる「風の時代」ではそれがもっと必要になってくるだろう。