心理占星術とタロット ときどきBTS

占星術とBTSのことを綴ります。

2024年春分~今年一年のムードを占う~

春分

『個人的なことはすべて公的なことに繋がる』

チャートを見た時の第一印象はこんな言葉が浮かんできた。

 

なにか似た言葉があったな…と検索したところ、

 

「個人的なことは政治的なこと」(The personal is political)という、1960年代以降のアメリカにおける学生運動および第2波フェミニズム運動におけるスローガンで、個人的な経験とそれより大きな社会および政治構造との関係を明らかにしようとする言葉がヒットした。

2024年春分のチャート


ASCが蟹座で月という個人を表し、さらにその月が牡羊座「I am」を表す1Hにいることもあり、「個人」という事がフォーカスされるチャート。

しかしエッシェンシャルディグニテイという天体の品位はペレグリンと-4点と低く、「なすすべなし」というような状態にいる。

 

そして全体的な天体は個人とは真逆の公的なものや社会的報酬を表す、南(上)に集中していて、さらに月と権力や力を表す冥王星と180度のオポジションというアスペクトをとっている。これらを総合し、私はそう感じた。

 

個人と相反する社会の要求が強く表れているが、弱くとも個人の力を踏ん張ってゆくことを求められているように思う。

 

このチャートの中で一番天体の品位が高いのは、魚座にいる金星(イグザルテ―ション+4点)だ。

 

一人ひとりの違いや価値、それぞれの善きものをもっと大切に訴えかけてゆくことでもっと生きやすい社会を作れるのではないか?という希望も感じる。

 

「個人的なことは政治的なこと」そんな1960年代のフェミニズム運動は、2019年にヒットした「三つ編み」の著者のレティシア・コロンバニのインタビューで語られた「人間が好きならフェミニストなはず」という言葉に、昇華されている。

www.huffingtonpost.jp

自分の生活が辛く厳しいものであり、変化を望むならそれは政治的になってゆくのは自然の流れである。

政治に無関心であることを「かっこいい」としていたスカした冷笑的な態度はそろそろやめて個人を生きる上での政治への参画や、会社や地域、グループ単位ででも声を上げて行くことを「良し」としてゆくことが2024年の春分図から読み取れるのではではないだろうか?